衝突被害軽減ブレーキ

衝突被害軽減ブレーキとは、前方車両との距離と相対速度を検出し、衝突の可能性がある場合は警報を発し、より衝突の可能性が高くなった場合は、衝突回避あるいは被害軽減のために自動的にブレーキ制御システムのことです。プリクラッシュブレーキとも呼ばれています。

大型トラックによる追突事故の死亡率は乗用車の約12倍と高く、衝突被害軽減ブレーキにより追突事故の死亡事故件数の約80%が削減可能と非常に高い安全効果が見込まれており、新車のトラックは衝突被害軽減ブレーキを搭載する事が義務化(一部義務化されていないトラックもあります)されています。

1.衝突被害軽減ブレーキの仕組み

衝突被害軽減ブレーキの仕組みは大きく分けて「カメラ方式」「ミリ波レーダー方式」「赤外線レーザー方式」の3つに分けられます。

(1)カメラ方式

カメラ方式は、カメラによって前方にある物体を識別しています。 前方にある物体の形やサイズなどの詳細を識別することが出来ます。ただし、逆光になってカメラに太陽光が差し込むときや、霧や吹雪などの悪天候で視界不良に弱いなどの特徴があります。

(2)ミリ波レーダー方式

ミリ波レーダー方式は、ミリ波を前方に照射し、戻ってきた電波を測定することで障害物を検知しています。カメラ方式よりも、より遠方を監視でき、しかも悪天候などにも左右されない等のメリットがありますが、前方にある物体の形やサイズなどの詳細を識別や、電波を吸収しやすいものの識別に弱いなのどのデメリットがあります。

(3)赤外線レーザー方式

赤外線レーザー方式は、細く指向性の強い赤外線レーザーを照射して、戻ってきた物体を識別しています。照射できる距離が数十m単位と短いが、その分、他の方式より低いコストで装着できます。また、照射するレーザーの数を多くすれば、障害物をより正確に把握することができます。

2.衝突被害軽減ブレーキの義務化

(1)衝突被害軽減ブレーキの義務対象

車両総重量12t超のバス
新型車:2014年11月以降
継続車:2017年9月以降
※義務化の対象とするのは、高速ツアーバスや観光バスで、立ち乗り客が転倒するおそれがある路線バスは除かれます。

車両総重量22t以上のトラック
新型車:2014年11月以降
継続車:2017年9月以降

車両総重量20t~22tのトラック
新型車:216年11月以
継続車:2018年11月以降

車両総重量13t以上のトラクタ
新型車:2014年11月以降
継続者:2018年9月以降

(2)高性能衝突被害軽減ブレーキの義務対象

車両総重量12t超のバス
新型車:2017年11月以降
継続車:2019年11月以降

車両総重量12t以下のバス
新型車:2019年11月以降
継続車:2021年11月以降

車両総重量22t以上のトラック
新型車:2017年11月以降
継続車:2019年11月以降

車両総重量20t~22tのトラック
新型車:2018年11月以降
継続車:2020年11月以降

車両総重量8t~20tのトラック
新型車:2018年11月以降
継続車:2021年11月以降

車両総重量3.5t~8tのトラック
新型車:2019年11月以降
継続車:2021年11月以降

 

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