建設キャリアアップシステム

建設キャリアアップシステム(Construction Career Up System 略してCCUS)の導入・利用を開始するには、まず事業者登録完了後に技能者一人ひとりの就業履歴や資格を登録します。建設キャリアアップシステムへの技能者登録には「簡略型登録」と「詳細型登録」2つの登録方式があります。
「簡略型登録」では、氏名や現住所、社会保険、建退共制度への加入の有無などを登録します。
「詳細型登録」では、技能者のレベル判定システムに必要な保有資格や健康診断の受診履歴などを登録します。
なお、「簡略型登録」で技能者登録完了後に、利用者様任意のタイミングで「詳細型登録」への移行も可能です。
当事務所はCCUS登録行政書士としてCCUSの登録代行(事業者・技能者)を承っております。CCUS登録手続きを面倒に感じる方、お急ぎで登録したい方はお気軽にお問い合わせください。

CCUS技能者代行申請必要書類

CCUS技能者代行申請は、①代行申請同意書類、②本人確認書類、③社会保険等の加入証明、④保有資格・学歴に関する証明書類 の4つが必要です。必要書類は、登録申請の際にJPG(JPEG)ファイル 形式の電子ファイルとして添付し送信ます 。

①代行申請同意書類

・代⾏申請同意書
・個⼈情報取り扱い同意書
・システム利⽤規約同意書

②本人確認書類

・日本国籍の方
 運転免許証/個人番号(マイナンバー)カード ※いずれか1点
・外国籍の方
 特別永住者証明書/在留カード ※いずれか1点
・通称併記や旧姓表記を希望する方
 通称名、旧姓記載の住民票
・技能者登録のカード用写真
 6か月以内に撮影した、正面・無帽・無背景の顔写真

③社会保険等の加入証明

・(健康保険)健康保険被者証
・(年金保険)厚生年金等加入証明書
・(年金保険)健康保険・厚生年金被者標準報酬月額決定通知書
・(雇用保険)雇用保険被者資格取得等確認通知書 (被保険者通知用)
・(建退共)設業職金済手帳
・(中退共)小企業職金済手帳
・(特別労災)働者害補償保険加入申請書
・(特別労災)労災保険特別加入加入証

④保有資格・学歴に関する証明書類

・保有資格証明書類
・主任技術者になるために必要な学歴を証明する書類
・登録基幹技能者証明書類
・研修受講証明書類

CCUS技能者申請の流れ

①申請用ログインIDの所得 
 技能者新規利用申し込みページから技能者情報を入力し、申請用ログインID、申請用パスワードを取得。

②技能者新規登録
 ①で取得したID・パスワードで技能者新規登録ページにログインし登録申請内容(技能者情報、社会保険等情報、保有資格・受講済研修等)を登録。

③技能新規申請
 入力した申請内容を確認し申請内容送信。

④確認・審査
 CCUS運営機関による審査。内容に不備があれば「技能者申請内容不備のお知らせ」メールが送付さるる。審査が完了すると「技能者情報新規登録完了のおしらせ」メール が送付される。

⑤技能者登録料の支払い
 「支払い内容確認」画面にて支払い方法を選択。クレジットカードまたは払込票にて指定された技能者登録料を支払う。

⑥技能者ID通知
 技能者登録料の支払いが完了するとシステムにログインするためのID、初期パスワード、セキュリティーコードが技能者本人に通知される。

⑦建設キャリアアップカードの受領
 建設キャリアアップカードは、登録完了後、現住所、または送付先住所に簡易書留で配達されます

⑧登録完了

CCUS技能者の登録料

簡略型登録料:2,500 円(税込)

詳細型登録料:4,900 円(税込)

詳細型への移行料:2,400 円(税込)

※簡略型と詳細型の違いは料金、登録できる項目、レベル判定可否などが異なります。

CCUS技能者の登録項目

簡略型
・技能者氏名
・生年月日
・性別
・血液型
・国籍(外国籍の方のみ)
・現住所
・電話・FAX番号
・メールアドレス
・CCUSカード送付先
・緊急連絡先 住所・電話番号・氏名
・所属事業者
・職種選択
・過去の経験
・健康保険・年金保険・雇用保険 加入状況
・建退協・中退共 加入状況

詳細型 ※簡略型の項目プラス以下の項目
・労災保険特別加入状況
・健康診断 受信状況
・学歴
・登録基幹技能者資格
・保有資格
・研修等受講履歴
・表彰履歴

・簡略型は保有資格等の登録ができないため、レベル判定へ申請することができません。レベル判定へ申請する際は、詳細型での登録が必要です。
・簡略型から詳細型への変更は可能です。詳細型から簡略型への変更は不可です。
・どちらの登録方法でも施工体制や作業員名簿の登録、就業履歴の蓄積は同じとなります。
・どちらの登録方法でも施工体制登録技能者一覧や作業員名簿等の表示や印刷は可能です。ただし、簡略型の場合資格情報を登録しないため、帳票等における資格等の情報は表示されません。
・どちらの登録方法でも初回登録時はレベル1(白)のカードが発行されます。

建設キャリアアップシステム(Construction Career Up System 略してCCUS)の導入・利用を開始するには、まず事業者登録から始めます。技能者を先に登録することも可能ですが、通常は事業者登録から始めることをお勧めします。CCUS事業者登録は、自分で行う本人申請と第三者に依頼する代行申請があります。代行申請はCCUSのIDをすでに取得しいる元受事業者・上位下請事業者にインターネット申請をしてもらう方法と、CCUS登録行政書士、またはその他(事業者IDを取得しているCCUS認定アドバイザー等)へ依頼する方法があります。当事務所はCCUS登録行政書士としてCCUSの登録代行(事業者・技能者)を承っております。CCUS登録手続きを面倒に感じる方、お急ぎで登録したい方はお気軽にお問い合わせください。

CCUS事業者代行申請必要書類

CCUS事業者代行申請は、①代行申請同意書類、②事業者証明、③社会保険等の加入証明 の3つが必要です。必要書類は、登録申請の際にJPG(JPEG)ファイル 形式の電子ファイルとして添付し送信ます 。

①代行申請同意書類

・代⾏申請同意書
・個⼈情報取り扱い同意書
・システム利⽤規約同意書

②事業者証明書

・建設業許可がある場合
 建設業許可証明書または建設業許可通知書
 ※建設業許可番号から、資本金なのど建設業許可データが参照されます。

・建設業許可がない法人の場合
 事業税の確定申告書、または納証明+履歴事項全部証明書
 ※事業者証明書は、資本金が確認できる書類が必要です。

・建設業許可がない個人事業主、一人親方の場合 ※いずれか1点
 個人事業の開始届
 納税証明書
 所得税の確定申告書

③社会保険等の加入証明

・健康保険・年金保険 加入証明書類 ※いずれか1点
 領収済証等(出納印あり)
 社会保険料納入証明書(証明者の印あり)
 健康保険・厚生年金保険適用確認願
 健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書
 健康保険/ 厚生年金保険 被保険者賞与支払届

・雇用保険 加入証明書類 ※いずれか1点 
 雇用保険適用事業所設置届事業主事業所各種変更届事業主控(受領印あり)
 納付書・領収証書(出納印あり)
 労働保険概算・増加概算・確定保険料申告書(受付印あり)
 労働保険料等納入通知書

・その他、労災保険等
 加入証明書類建設業退職金共済契約者証
 中小企業退職金共済手帳
 労働者災害補償保険 特別加入申請
 労災保険特別加入 加入証

CCUS事業者申請の流れ

①申請用ログインIDの所得 
 事業者新規利用申し込みページから事業者情報を入力し、申請用ログインID、申請用パスワードを取得。

②事業者新規登録
 ①で取得したID・パスワードで事業者新規登録ページにログインし登録申請内容(事業者情報、社会保険等情報)を登録。

③事業者新規申請
 入力した申請内容を確認し申請内容送信。

④確認・審査
 CCUS運営機関による審査。内容に不備があれば「事業者申請内容不備のお知らせ」メールが送付さるる。審査が完了すると「システム登録料金額のご案内」メール が送付される。

⑤事業者登録料の支払い
 「支払い内容確認」画面にて支払い方法を選択。クレジットカードまたは払込票にて指定された事業者登録料を支払う。

⑥事業者ID・管理者ID通知
 事業者登録料の支払いが完了するとシステムにログインするためのID、初期パスワード、セキュリティーコードが登録責任者に通知される。

⑦管理者ID利用料の支払い
 登録完了月の翌月に利用料の請求書が郵送される。請求書に記載の指定口座へ管理者ID利用料を支払う。

⑧登録完了

CCUS事業者の登録料・利用料

①事業者登録料(5年毎)
 資本金:500万円未満 ~5,000万円未満 業者登録料:6,000円~48,000円
 資本金:5,000万円以上 業者登録料:60,000円~2,400,000円
 個人事業主 業者登録料:6,000円
 一人親方 事業者登録料:無料

②管理者ID利用料(毎年)
 1IDあたり:11,400円
 一人親方:2,400円

③現場利用料
 就業履歴1回:10円
 例 同一現場で朝と昼休み後に2回入場 1人/日×1現場= 10円
   午前と午後で同一元請の別現場に入場 1人/日×2現場=20円

建設キャリアアップシステム(Construction Career Up System 略してCCUS)とは、建設業に携わる技能者(技能労働者)の就業履歴を登録・蓄積し、技能・経験を客観的に評価することにより、技能者の処遇の改善に結びつけることを目的として開発されたシステムです。国土交通省と日建連、全建、建専連、全建総連など、業界団体と国が連携して官民一体で普及・利用促進に取り組んでいます。

CCUSの目的

今後、建設業において高齢化等により技能者が大量に退職することが見込まれ、将来にわたる社会資本の品質確保と適切な機能維持を図るためには、建設業において現場を担う技能者、とりわけ若年層の入職・定着が必須の課題となっています。技能者の経験が蓄積されるシステムを構築し、建設業界においてこのシステムを浸透、活用することによって、技能者を巡る環境の改善等を目的としています。

・スキルやキャリアの見える化

建設業の技能者は様々な工事現場での施工に従事し、その施工に係る経験や資格は、自ら申告することで、現場や建設事業者から評価・管理されています。このため、技能者の所属する事業者以外の建設事業者にとっても技能者の能力は既存の取引先からの紹介や評判等に頼らざるを得ず、適切に把握することが難しい状況となっています。技能者にとっても技能を磨いて、経験を積んでもそれが適切に評価されず報われにくくなっています。建設キャリアアップシステムにて、技能者のスキルやキャリアを「見える化」することにより、技能者が適正な処遇を受けられることを目的としています。

・若者の入職と定着を促す

日本全体の就業者人口が減少するなかで、担い手の確保は全産業に共通する課題です。とりわけ建設業において若年層の入職・定着が難しく、高齢化が著しく進行している業界です。将来にわたり建設産業の担い手を確保するためには、技能者が一人一人の実力に見合った評価を受け、それが処遇に反映されるとともに、社会保険等の最低限の福利厚生は必ず受けられるような環境となることが必要です。建設キャリアアップシステムにより個々の技能者のスキルアップが確実に処遇向上につながる環境整備が可能となります。また社会保険は適用事業者が加入しなければならない義務があり、負担しなければならない法定福利費です。社会保険料は建設業では請負契約に当たり「原価」に含まれるものとされています。建設キャリアアップシステムにて社会保険の加入状況を管理することにより、社会保険未加入問題を解消し労働者が安心して働くための職場環境を整備する必要があります。

・労働生産性向上、品質向上

ITを活用し技能者が保有するキャリアや資格に関する情報を蓄積・活用することにより、技能者の技能や経験に応じた効率的な人員配置の効率化により労働生産性の向上や工事の品質向上を図ることが可能となります。

CCUSの概要

建設キャリアアップシステムでは、システムに登録した一人ひとりの技能者に対し、IC カード(建設キャリアアップカード)が交付されます。ICカードを現場のカードリーダーに通すことで、いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場(職長など)で働いたのかを、日々の就業履歴として電子的に記録・蓄積することができます。同時に、どのような資格を取得し、あるいは講習を受けたかといった技能、研鑽の記録も蓄積できます。

建設キャリアアップシステムは、事業者登録、技能者登録からスタートします。申請方法は、インターネット申請と窓口(認定登録機関)申請の2つの方法があります。

事業者登録は、建設業許可通知書などの証明書類を添えて登録を申請します。建設業許可情報と連携することで、簡略な入力を可能としています。審査完了後、事業者IDを付与し、メールでお知らせが届きます。事業者登録の登録料は規模(資本金)に応じた登録料が必要になります。一人親方は0円~資本金500億円以上は2,400,000円。登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から5年後の登録月末まで有効となります。またシステム利用料として全事業者が負担する管理者ID利用料(1IDごとに11,400円、一人親方の方は2,400円)がかかります。取得・更新日から1 年間有効で毎年更新が必要になります。

技能者登録は、技能者の本人情報等の基本情報の登録のみでカードが発行される「簡略型登録」と建設技能者の能力評価制度(レベル判定)の申請等に必要な保有資格情報等を登録する「詳細型登録」のどちらかを選んで登録する2種類があります。
簡略型:登録料 2,500円(技能者の本人情報等を登録)
詳細型:登録料 4,900円(簡略型の本人情報等に加え、保有資格、健康診断等の情報を登録)
※「簡略型」で登録(2,500円)し、カード発行後に「詳細型」に変更する場合は、詳細型登録時に別途2,400円が必要となります。
カード有効期間は発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。

元請事業者は現場・契約情報の登録が必要になります。元請事業者の管理者 ID を有する方が現場・契約情報を登録します。現場・契約情報の登録内容は「現場情報」「契約情報」「工事情報」の 3 つの情報により構成されます。登録にあたっては「現場情報」は必ず登録が必要ですが、「契約情報」や「工事情報」は省略することも可能です。
下請事業者は、元請事業者が登録した現場・契約情報に対して施工体制台帳を登録します。その際に、技能者の職種や立場(職長・班長など)や作業内容をあらかじめ登録しておくことで、建設キャリアアップカードを読み取った際に、具体的な就業履歴が蓄積されるようになります。
元請事業者は現場において、建設キャリアアップシステムを運用するにあたり、IC カード(建設キャリアアップカード)を読み取るための、インターネット接続環境・パソコン・カードリーダー等の機器が必要になります。
現場の状況により、機器やインターネット接続環境が用意できない場合は、技能者または技能者が所属する事業者が建設キャリアアップシステムへ就業履歴を直接入力することができます。その場合は、元請事業者による就業履歴の承認が必要となります。
システムにおいて現場・契約情報を登録した事業者(元請事業者)に対し、当該現場における技能者就業履歴情報の登録回数(現場に入場する技能者の人日単位)に対する利用料金がかかります。
現場利用料として1人日・現場あたり10円(税込)
現場利用料例
20人の技能者が50 日就業した場合 20人×50日×10円=10,000円
同一現場で朝と昼休み後に2回入場 1人日×1現場=10円
午前と午後で同一元請の別現場に入場 1人日×2現場=20円

弊事務所は、CCUS登録行政書士としてCCUS事業者及びCCUS技能者申請の代行申請を行っています。建設キャリアアップシステム CCUS登録に関してお気軽にお問い合わせください。
※ CCUS登録行政書士とは、CCUSが実施する「CCUS実務講習」を受講し、CCUSのホームページにおいて連絡先を公表する行政書士の呼称です。

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